Twitterなどにある教養ポルノ的なコンテンツは問題提起と解決がほぼ同時に行われるため、努力して勉強しなくても簡単に知的好奇心を満たすことができ、脳汁を出せるので一度ハマると中々抜け出せない。中毒状態に陥る。
中毒とはいえ色々なことを理解できるようになるのだから、ギャンブル中毒よりは有益でいいじゃないかと思いがちだが、それは違う。物事が分かるというのは、その領域についてを構造的に理解し、演繹的にも帰納的にも矛盾なく捉えられているような状態だ。教養ポルノで扱われるような、その構造の中で一番表面にある具体的な事象から、特にユーザーの感情を煽れるもの選んで作られたコンテンツを見たって学びにはならない。一瞬で忘れてしまう。
だから、俺は教養ポルノメディアを作ったところで意味がないと思って避けていたけど、やっぱり教養ポルノってあまりに面白すぎる。というか、そこで知ったことをきっかけにして自らしっかり勉強すれば意味はあるし。それをやらないのはガチ勉は簡単に脳汁が出せなくて気持ちよくないから怠慢でやらないだけだ。俺の問題だ。
構造的な理解を教養ポルノの延長線上で出来てしまうようなメディアなら意味があると思っていたが、やっぱりあらゆる領域の表面の具象で永遠に脳汁が出ちゃうメディアもいいじゃないか。最高のエンタメじゃないか。
教養ポルノは俺だけが好きなのではなくて、Twitterに限らずYouTubeでもそういったコンテンツは大人気。特におじさんって細かいところはよくわからなくても政治経済の話をずっと聞いてるよね。そしてずっと語ってる。あらゆる刺激に慣れてしまったおじさんの心を掴んで離さないのだ。俺も自分なりのやり方で教養ポルノを作りたい！
教養ポルノのノリで構造的な理解まで出来ないか？
でもやっぱり、教養ポルノのノリでもうちょっと構造的な理解まで出来たらいいのになって思う。なるべく脳汁が途切れない形で。
知的好奇心による脳汁を出し続けられなくても、説明の途中で動物的な脳汁を出すアプローチを挟むことで、怠い過程を乗り越えながら、気づけば構造的理解まで出来ちゃった！というところまで行けるのではないか。分かりやすい図やキャラクターなど、視覚的な脳汁要素も入れれば可能かも。従来の教養ポルノ的コンテンツよりも抽象度を上げたメディアも作りたい。
今、AIに勝てるのはエロだけ
教養ポルノ的なコンテンツはChatGPTがあっても別に廃れないと思う。こちとら物事を正確に理解させるのが目的ではなく、飽くまでポルノとしてやってるわけだから。結局、現時点でAIに勝つには「◯◯ポルノ」を含むエロなんだ。エロサイトこそ最強！我々人間はちんこからも脳からも汁をドピュドピュ出し続けるのだ。AIになくて人間にあるもの。それは汁だった。
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